観音寺(福知山市)概要: 室尾谷山観音寺は京都府福知山市大江町南山に境内を構えている高野山真言宗の寺院です。観音寺の創建は和銅7年(714)、行基菩薩が自ら十一面観世音菩薩像を彫り込み安置したのが始まりと伝えられています。
その後一時衰退しましたが貞永2年(1233)蓮乗上人が中興開山すると寺運が隆盛し最盛期には11坊を擁する大寺となりました。歴代領主からも庇護され江戸時代には歴代田辺藩主が代参し寺領を安堵しています。
昭和42年(1967)に残った観音寺、金剛院、明王院、安養院が一山合併し現在の観音寺となっています。仁王門に安置されている木造金剛力士像は貞永2年(1233)に製作されたもので像高阿形像293.0cm、吽形象296.0cm、当地方を代表する鎌倉時代の大型の木像で貴重な事から福知山市指定文化財に指定されています。
山号:室尾谷山。宗派:高野山真言宗。本尊:十一面観世音菩薩。
観音寺:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-室尾谷山観音寺
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