中道寺(京都市右京区)概要: 南光山中道寺は京都市右京区京北上中町筒江口に境内を構えている真言宗大覚寺派の寺院です。中道寺の創建は不詳ですが、伝承によると天平勝宝3年(751)開かれたのが始まりと伝えられています。孝謙天皇の勅願によって八幡宮の神宮寺となり寛文12年(1672)に中道寺に寺号を改称し大覚寺の直末となりました。明治時代初頭に発令された神仏分離令により八幡宮の仏式が廃され、木造阿弥陀如来坐像と木造薬師如来坐像 、木造十一面観音坐像が中道寺に移されたそうです。
中道寺は寺宝が多く、平安時代に製作された木造増長天立像が国指定重要文化財に指定されている他、鎌倉時代中期に製作された木造阿弥陀如来坐像(榧、一木造、素木造)と木造薬師如来坐像(榧、一木造、素木造) 、木造十一面観音坐像(榧、一木造、素木造)が京都市指定文化財にそれぞれ指定されています。山号:南光山。宗派:真言宗大覚寺派。本尊:阿弥陀如来。
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