楞厳寺(綾部市)概要: 塩岳山楞厳寺は京都府綾部市舘町楞厳寺に境内を構えている高野山真言宗の寺院です。楞厳寺の創建は天平年中(729〜748年)、林聖上人によって開かれたのが始まりとされます。当初は吉祥院と称し寺運が隆盛していましたが建武4年(1337)の兵火により多くの堂宇、寺宝、記録などが焼失、さらに寺領も大幅に削られ衰退します。
寺宝が多く絹本著色不動明王像(鎌倉時代)が国指定重要文化財に指定されているのをはじめ、絹本著色釈迦十六善神画像(南北朝時代 )、敷地紛失状 古文書(南北朝時代)、大般若経と経櫃(藤原〜桃山時代)、楞厳寺縁起(室町時代)が綾部市指定文化財にそれぞれ指定されています。
楞厳寺山門は切妻、桟瓦葺き、一間一戸、薬医門。本堂は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、内部の内陣には本尊である薬師瑠璃光如来像が安置されています。関西花の寺霊場第2番。綾部西国観音霊場第14番。山号:塩岳山。宗派:高野山真言宗。本尊:薬師瑠璃光如来。
楞厳寺:上空画像
|