西光寺(与謝野町)概要: 九鬼山西光寺は京都府与謝郡与謝野町後野に境内を構えている高野山真言宗の寺院です。西光寺の創建は元慶3年(879)に開かれたのが始まりと伝えられています。当初は出石の資母村中山に境内を構え寺領2千石を安堵され寺運も隆盛していましたが、永禄10年(1568)に兵火により堂宇が焼失し衰微しました。その後、文禄元年(1592)に再興が図られ、現在地に堂宇が再建されています。京都府指定名勝に指定されている庭園は案内板によると「 西光寺庭園は、庫裏の裏にあり、庭園に向って立つと、手前に切石に反り橋を渡した細長い池を横たわせ、その護岸には覗き石を配した石組みをめぐらしています。
そして、池の奥は緩く野筋状の隆起をつけた臥石本位の穏やかな枯山水風な石組みでまとめ、近接する背後の樹林も取り込んだ落ち着いた佇まいを感じさせます。また、「日本名園集」(文政6年:1823)には、江戸八景の1つ葛飾の「行徳帰帆」の風情を写したものと説明されており、地割・石組みからも江戸時代後期(文化・文政期を中心とする)の作と推定される枯山水的石組みの好例といて高く評価されています。 与謝野町教育委員会 」とあります。
山号:九鬼山。宗派:高野山真言宗。本尊:不動明王。
西光寺:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-与謝野町教育委員会
|
|