伊根町(歴史)概要: 伊根町は古代より大陸との交流が盛んだった地域で様々な伝説や伝承が伝わっています。特に有名なのが浦島太郎伝説で、詳細は異なるものの「日本書紀」や「万葉集」、「丹後国風土記」にも記載されています。
浦島太郎(浦島子)が祀られている宇良神社(浦島神社)はその舞台(境内に隣接する本庄浜から亀に乗って竜宮城に行った。)とされ社宝には玉手箱や乙姫の小袖が伝わっています。
又、始皇帝の家臣徐福が不死の薬を献上する為、海を渡りこの地に漂着した場所とされ、徐福は村人に様々な技術を伝え村の長となり死後は新井崎神社の神として祭られたと伝えられています。
又、漁業の町としても知られ、伊根湾沿いには舟屋と呼ばれる1階が直接海から船を引き込める船置き場、2階が居住空間という独特な建物が約230軒残され、その情緒ある景観は映画やドラマの舞台にもなっています。
建物はほとんどが明治時代中期から昭和初期にかけて建てられたもので、明治時代に集落内に道路が開削された際、海側に船置き場と倉庫、蔵などが集められのが原型とされています。短期間に作り上げられた町割りだった為、ほぼ同じような舟屋が連続して現在に見られる町並みになったと思われます。
伊根町の町並みは「伊根町伊根浦伝統的建造物群保存地区」として国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
伊根町:上空画像
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