一宮神社(福知山市)概要: 一宮神社は京都府福知山市字堀西井に鎮座している神社です。一宮神社は慶雲4年(707)麿子親王(用明天王の皇子)が創建したのが始まりとされます。古くから丹波・丹後の国境の守護神として崇敬されました。江戸時代に入ると福知山城の鎮護社として歴代福知山藩主から崇敬庇護され、社領の寄進や社殿の造営などが行われました。
現在の本殿は正徳4年(1714)の火災で焼失後、享保3年(1718)に2代藩主朽木稙元が再建したもので、一間社流造、檜皮葺き、外壁は真壁造り板張り、正面1間向拝、三方浜縁、高欄、左右脇障子付、江戸時代中期の神社本殿建築の遺構として貴重な事から京都府登録有形文化財に指定されています。
同じく江戸時代に建立された境内社大原神社本殿、八幡神社本殿、天満神社本殿、武大神神社本殿が京都府登録有形文化財に神社の社叢が「一宮神社文化財環境保全地区」にそれぞれ指定されています。祭神は大己貴神。一宮神社の社宝は多く後光厳院宸翰、伏見邦永親王御筆(1巻)などを所有し、境内に鎌倉時代に建立された石燈籠は福知山市指定重要美術品に指定されています。
一宮神社:上空画像
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