石田神社(綾部市)概要: 石田神社の境内社恵比須神社(西宮大神宮)の社殿は延慶4年(1311)に石田神社の本殿として建てられた建物で切妻、平入、銅板葺、桁行3間、梁間2間。京都府北部最古の神社本殿建築で意匠の一部に禅宗様が見られるなど独特の形式を残す大変貴重な建物として国指定重要文化財に指定されています。
現在の石田神社本殿は正徳3年(1713)に建てられたもので切妻、平入、こけら葺、3間社、流造り、正面向拝部は千鳥破風、軒唐破風付、棟梁は四方好兵衛政重、小兵衛、源兵衛父子が手懸けています。江戸時代中期の神社本殿建築の遺構として貴重なことから京都府指定文化財に指定されています。又、境内全域が石田神社文化財環境保全地区に決定されています。
石田神社の創建は治承年間(1177〜1180年)に勧請されたのが始まりとされ明治6年(1873)に村社に列し、大正5年(1916)に神饌幣吊供進社に指定されています。祭神:清和天皇、六孫王経基、多田満仲。
石田神社:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-綾部の文化財を守る会
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