大頂寺(宮津市)概要: 宝徳山大頂寺は京都府宮津市字金屋谷に境内を構えている浄土宗の寺院です。大頂寺の創建は江戸時代初期の慶長11年(1606)、初代宮津藩主京極高知が歴代京極家の菩提寺(香華院)として建立したのが始まりと伝えられています。当初は犬の堂山頂付近にありましたが、2代藩主京極高廣が寛永年間(1624〜1645年)に現在地に移し、正室の養父である2代将軍徳川秀忠と、家光の供養の為、宝筐印塔を建立し歴代徳川将軍家の位牌を祀る御霊屋を設けています。
宝暦9年(1759)、新たに藩主となった本庄資昌は徳川家と姻戚関係(本庄家出身の桂昌院は3代家光の側室で5代綱吉公の生母)にあったことから徳川家縁の品々が伝えられ、新たに建立された御霊屋(案内板によると:外部構造形式は切妻造正面下屋出、間口1間(4.9メートル)奥行4間(10.9メートル)である。内部は外陣・内陣・内々陣に分かれ、各室の天井は格天井、床は板敷とし、欄間・桟唐戸・虹梁・木鼻等には細密優美な彫刻を施し、各室建具類に至るまで黒漆喰又は金箔漆で仕上げられ荘重である。調度もよく保存されている。 宮津市教育委員会)は宮津市指定文化財に指定されています。丹後与謝霊場第18番札所。山号:宝徳山。宗派:浄土宗。本尊:阿弥陀如来。
大頂寺:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-宮津市教育委員会
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