智源寺(宮津市)概要: 松渓山智源寺は京都府宮津市字京街道に境内を構えている曹洞宗の寺院です。智源寺の創建は寛永2年(1625)、初代宮津藩主京極高広が母親の菩提を弔う為、心庵盛悦善師を招いて開山したのが始まりとされます。
法名の惣寺院殿松渓智源大禅定尼から寺号を智源寺とし藩主京極家縁の寺院として寺運が隆盛し、領内曹洞宗の僧録同として末寺67ヵ寺を擁しました。京極家が移封後も歴代宮津藩から庇護され文化8年(1811)には当時の藩主本庄宗発より聖観音菩薩立像が奉納されています。
現在の本堂は寛政9年(1797)の火災後の文化元年(1804)に再建されたもので、天井画は円山応挙十哲の1人が描いた花鳥図の傑作とされています。宗派:曹洞宗。山号:松渓山。本尊:聖観世音菩薩、釈迦牟尼仏。
・ 智源寺僧録状等文書(13通)−江戸時代−宮津市指定文化財
・ 紙本著色花卉図(20筆)−江戸時代−宮津市指定文化財
智源寺:上空画像
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