桂林寺(舞鶴市)概要: 桂林寺の創建は不詳ですが欽明天皇26年(565)、勅願により開かれたのが始まりと伝えられています。当初は薬師寺と称していましたがその後、洞林寺に改称、応永8年(1401)に竺翁雄仙和尚が曹洞宗に改宗しています。宝徳3年(1451)、当時の佐武ケ嶽城主坂根修理亮が、父親である桂林院の菩提を弔う為、堂宇を増築、寺領30石を寄進し寺号を桂林寺に改称しています。関ヶ原の戦いの際は田辺城に籠城した細川幽斎の支援し、阿弥陀像と絹本著色仏涅槃図が寄進されています。江戸時代に入ると歴代藩主である京極家や牧野家から庇護され寺運が隆盛し末寺30余寺を擁する曹洞宗中本山として大きな影響力を持つようになります。
桂林寺の文化財
・ 絹本著色仏涅槃図−室町時代−京都府指定文化財
・ 梵鐘−室町時代−舞鶴市指定文化財
・ 石燈篭−鎌倉時代−国認定重要美術品
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