赤煉瓦倉庫群(舞鶴市)概要: 赤煉瓦倉庫群は京都府舞鶴市字北吸に位置する近代洋風建築です。明治22年(1889)、舞鶴海軍鎮守府設置が決定し、対日本海周辺諸国に対しての軍事的拠点として計画が練られる事となり、明治29年(1896)から工事が着手されました。
明治34年(1901)には鎮守府が開庁し、明治35年から36年にかけて随時関連施設が竣工していきました。
現在残されている赤煉瓦倉庫群の殆んどが海軍の兵器庫として建てられたもので、その後の変遷に耐え明治期に建てられた倉庫が9棟、大正期のものが3棟が近代化産業遺産に指定され、その内文化財的価値が高いものは舞鶴旧鎮守府倉庫施設として国指定重要文化財に指定されています。
赤煉瓦倉庫群の文化財(国指定重要文化財)
・ 旧舞鶴海軍兵器廠魚形水雷庫(赤れんが博物館)-明治36年
・ 旧舞鶴海軍兵器廠予備艦兵器庫(舞鶴市政記念館)-明治35年
・ 旧舞鶴海軍兵器廠弾丸庫並小銃庫(まいづる智恵蔵)-明治35年
・ 旧舞鶴海軍兵器廠雑器庫並預兵器庫(舞鶴倉庫北吸六号倉庫)
・ 旧舞鶴海軍軍需部第三水雷庫(舞鶴倉庫北吸七号倉庫)-大正7年
・ 旧電機庫(近畿財務局倉庫)-明治35年
・ 旧第一水雷庫(近畿財務局倉庫)-明治35年
・ 旧第二水雷庫(近畿財務局倉庫)-明治35年
赤煉瓦倉庫群:上空画像
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