田口神社(舞鶴市)概要: 田口神社は京都府舞鶴市吉坂 上に鎮座している神社です。田口神社の創建は白鳳3年(653)、この地の開発者、日本得魂命が豊受皇大神の分霊を勧請し校倉を建立したのが始まりと伝えられています。
又、一説には天武天皇の時代(673〜686年)、青葉山に潜み周辺に悪行を働いた土中蛛陸耳御笠を成敗した日本得魂命を威徳を仰ぎ祀ったのが始まりとも、土中蛛陸耳御笠を成敗する為、金丸親王が日本得魂命と天照皇大神、八幡大神の3神を勧請し戦勝祈願したとも云われています。
以来、朝来谷一宮、当谷惣鎮守として広く信仰を集め、歴代領主からも崇敬され享徳3年(1454)には若狭守護職一色修理太夫義直から石灯篭から寄進され、江戸時代には歴代田辺藩主が例祭時に参拝したとされます。
田口神社の文化財
・ 田口神社本殿-明和3年-三間社流造-京都府指定文化財
・ 田口神社拝殿-明和3年-桁行2間、梁間1間-京都府登録文化財
・ 石灯篭−享徳3年−舞鶴市指定文化財
・ 境内 山林一帯−文化財環境保全地区指定
田口神社:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板(縁起)-田口神社 社務所
・ 現地案内板-舞鶴市教育委員会
・ 現地案内板-京都府教育委員会
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