禅定寺(京丹後市)概要: 小西山禅定寺は京都府京丹後市峰山町小西に境内を構えている臨済宗天龍寺派の寺院です。禅定寺の創建は不詳ですが、当初は真言宗の寺院で善城寺と号していましたが江戸時代には既に衰微していたようです。
延宝4年(1676)に玄甫によって再興され、その際、宗旨を臨済宗に転じ寺号を禅定寺に改めています。古くから当地の名産である織物業者から信仰され、享保5年(1705)には絹屋佐平治が織ったと伝わる「縮み布」が奉納され、見事念願成就し享保5年(1720)に「丹後ちりめん」を創業しています。
禅定寺山門は切妻、桟瓦葺き、三間一戸、八脚単層門、左右に仁王像安置。本堂は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、桁行9間、外壁は真壁造白漆喰仕上げ、内部の内陣には本尊となる聖観音菩薩像が安置されています。山号:小西山。宗派:臨済宗天竜寺派。本尊:聖観音菩薩。
禅定寺:上空画像
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