ひえ田野神社(亀岡市)概要: ひえ田野神社は京都府亀岡市稗田野町佐伯垣内亦に鎮座している神社です。ひえ田野神社の創建は和銅2年(709)、丹波国守となった大神朝臣狛麻呂が勧請したのが始まりと伝えられています。
かつては自然崇拝の祭祀場だったとされ社殿背後にある土盛は弥生時代に築かれた「禁足地」として神聖視されています。
格式が高く嘉祥4年(851)に正六位上に列し、延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳には式内社として記載され、勅使参拝や燈籠などが朝廷から奉納されました。
それらの燈籠を利用した五穀豊穣祈願の神事が行われるようになり寛喜元年(1229)に御所から五基の燈籠が下賜された事で「丹波佐伯郷の燈籠祭」が確立し三丹一の大祭として現在にも受け継がれています。
又、例祭で奉納される人形浄瑠璃は日本最小の串人形で演じられる特異な神事で国指定無形民俗文化財に指定されています。
鎌倉時代以降、神仏習合し別当寺院として神宮寺が祭祀を取り仕切ってきましたが明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式が排されひえ田野神社となり郷社に列しました。祭神:保食命、大山祇命、野椎命。
ひえ田野神社:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-ひえ田野神社
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